遂にあの「Kveik」酵母を使ったIPAがリパブリューからリリース！最近よく聞く「Kveik」ですが、元々ノルウェーの各家庭でビールやパンを発酵させるために使用されていた伝統的な酵母で、アメリカのクラフトビールにも使われているところもあります。この酵母の特徴は、①30度以上という高温で発酵する②早いと30分くらいで発酵が始まる③オフフレーバーが無い。ということ。今回の仕込みでも発酵タンクにビールを移して後片付けをしていると、すでに発酵が始まっていました！そして熟成をかけずともダイアセチルなどの香りはなかった。。つまりすぐに出荷が可能＝タンクの利用率がよくなる。そして、仕込みが終わり、タンクに送るときの冷却や水のコスト・熟成にかかる冷却電気代。とてもエコなイーストと言っても過言ではない。kveikにもいくつか種類がありますが、今回のは「Opshaug Kveik」です。気になるビールですが、カラーは軽く霞んでイエロー、香りは軽いレモン・パッションフルーツ。味はグレープフルーツなどシトラス。発酵初期は焙煎前の珈琲豆のような穀物っぽさもありましたが、時間とともに落ち着いて、結果的にホップの香り・苦み、両方のキャラクターがキレイに出ています。ビアギークもそうでない人も、話の種にぜひ一杯どうぞ！（ちなみに「Norge」はノルウェー語で「ノルウェー」の意味、発音は「ノルゲ」です。）